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- 二人の同時受賞 第62回岸田國士戯曲賞
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18.02/19
神里雄大、福原充則が同時受賞 第62回岸田國士戯曲賞
第62回岸田國士戯曲賞(主催:白水社)の最終選考会が2月16日(金)、學士會館(東京都千代田区)で行なわれ、神里雄大『バルパライソの長い坂をくだる話』、福原充則『あたらしいエクスプロージョン』の同時受賞が決定した。正賞として時計、副賞として賞金20万円が贈られる。授賞式は4月16日(月)、午後6時より東京神楽坂・日本出版クラブ会館にて行われる。
選考委員は昨年/一昨年と同じく、岩松了、岡田利規、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、野田秀樹、平田オリザ、宮沢章夫の6名が務めた。
■『バルパライソの長い坂をくだる話』
上演台本/岡崎藝術座公演
初演:2017年11月3日~5日(京都芸術センター 講堂)
作:神里雄大(同賞最終候補回数 4回目)
<選考委員のコメント>
語られる世界の広さと、その位置がきわめて興味深い。それは、パタゴニアであり、オキナワであり、父島だ。中心から逃れる土地の把握に可能性がある。演劇を疑う態度は、それ自体が演劇への強い応答だ。(宮沢章夫)
■『あたらしいエクスプロージョン』
上演台本/ベッド&メイキングス公演
初演:2017年3月3日~21日(東京・浅草九劇)
作:福原充則(同賞最終候補回数 3回目)
<選考委員のコメント>
この時代、深刻でないものを書くことが難しい。福原さんは、その中にあって深刻ではないけれども決してこちらが気恥ずかしくなる作品を作らない。それは、彼のセリフの圧倒的な巧さによるものだ。その巧さは、我々創る者をいつも励ましてくれる。因みに今回の我々への励ましは、「フィルムってちゃんと保存すれば100年は保つんだって[…]“お前の今の数秒間、100年先までオッケーだぞ”、なんて、そんな肯定、されたことある?」(野田秀樹)
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