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【劇場の階層化は見送り】『劇場法』骨子まとまる、今国会で提出か

12.03/23

劇場や音楽ホールの社会的役割を定義する『劇場法(仮称)』の骨子がまとまり、超党派の議員立法案として今国会にも提出される見通しであることが朝日新聞の報道により明らかになった。

報道によると、同法案の骨子は、1月に文化庁長官の検討会が発表した「まとめ」をもとに作成。「創造活動や専門の人材育成を担う“機関”が劇場や音楽ホールであると規定し、法に基づく運営指針を国が設ける」とされており、これまで明確されてこなかった劇場と音楽ホールの社会的役割や公的支援の根拠を定義した。しかし、劇作家の平田オリザ氏が提唱した、全国の公共劇場を「作る劇場」「見る劇場」「交流施設」へと分類・階層化する案は「国が切り分けることは地方分権に反する」として見送られた。

同記事には、劇場法制定を独自に提言してきた日本芸能実演家団体協議会の米屋尚子氏のコメントも掲載。米屋氏は、「劇場を機関と認めたことは前進」としながらも、「予算がつき、専門家が置かれるかどうかは自治体に委ねられており、地域格差が広がる可能性もある」と懸念している。

◎関連サイト◎
音楽ホールは「人材育てる機関」 劇場法案を国会提出へ|朝日新聞

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