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五輪リーディング・プロジェクト『TURNフェス』3月開催

16.02/26

2020年オリンピックのリーディング・プロジェクト『TURNフェス』3月開催

東京オリンピックの文化プログラムに先駆け、東京都が平成27年度より開始したモデル事業「リーディング・プロジェクト」。その一環であるアートプロジェクト「TURN」では、第1回フェスティバル『TURNフェス』を開催する。会期は3月4日(金)〜6日(日)の三日間、会場は東京都美術館(東京都・上野公園)。

関連リンク⇒ TURNフェス

「TURN」は、東京芸術文化評議会の評議員でアーティストの日比野克彦氏が監修を務めるアートプロジェクト。「一人ひとり異なる全ての人に向けて、新たな文化的体験をつくり出すこと」を目指しており、今回のフェスティバルでは16組が発表を行う【エキシビション】と、アート・福祉・教育・科学などの専門家による対話の場【カンファレンス】が開催される。

■エキシビション概要
アーティストが、障害のある人や生きづらさを抱えた若者たち、家族や支援者と出会い、彼らに関わりあうことで生まれた作品やプロジェクトを発表する。インスタレーション、映像、音楽、パフォーマンス、体験型作品など。

<参加アーティスト・福祉施設・コミュニティ >
・北澤潤(現代美術家/北澤潤八雲事務所代表)
「アジア代表 マッチフラッグワークショップ」(アートとスポーツの融合イベント)×工房まる
ほか(全16組)

■カンファレンス概要
・3月5日(土) 第1部 13時〜14時30分
【芸術による人づくりと学びの場】
「多様な人と共に生きる社会において、芸術や表現者はいかなる役割を担うのでしょうか。日本における芸術教育の最先端の現場から、2020年を見据えた「芸術と教育」の姿について語り合います。」

・3月5日(土) 第2部 15時〜16時30分
【人といる場をつくる実践】
「一人ひとりと向き合う福祉の現場、新しい関係を作ろうとするアートの現場、その両方を横断しようとする活動の現在。多様な人と人が共にいる『場づくり』について、それぞれの試みを語ります。」

・3月6日(日) 第1部 13時〜14時30分
【“その人らしさ”について考える】
「多様性の本質的な価値と魅力とは。『多様なあり方』のマネジメントに関わる実践者が集い、それぞれのプロジェクトや経験から考え、無理のない『その人らしさ』の可能性を探ります。」

・3月6日(日) 第2部 15時〜16時30分
【科学と未来と、人間であること】
「2045年、人類は技術的特異点(シンギュラリティ)を迎え、社会の価値観が大きく覆されると予想されています。科学と未来の問題提起から、改めて人間、知性、そして障害とは何かを考えます。」

<登壇者/ファシリテーター>(一部紹介、順不同)
・日比野克彦(TURN監修者、東京藝術大学 美術学部 先端芸術表現科 教授)
・奥山理子(みずのき美術館キュレーター、アーツカウンシル東京TURNコーディネーター)
・海老原周子(非営利団体新宿アートプロジェクト代表)
・ドミニク・チェン(情報学研究者、IT起業家、『シンギュラリティ 人工知能から超知能へ』翻訳者)
・森司(アーツカウンシル東京 リーディング・プロジェクトディレクター) ほか(敬称略)

今後のアートプロジェクト「TURN」では、年1回の『TURNフェス』開催のほかにも、通年的に活動の実践を支える『TURNセンター』(平成28年度開始予定)を通じて、一人ひとり異なる全ての人に届く、新たな文化的体験をつくり出すことを目指すとしている。

【あわせて読みたい!】
◇ 野田秀樹発案、文化ブログラムのリーディングプロジェクト「東京キャラバン」 制作過程を一般公開(15.10/01「制作ニュース」)

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