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- 【受賞記念に韓国公演も】「若手演出家コンクール2013」最優秀賞にスズキ拓朗
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14.03/15
若手演出家の登竜門とも言われている「若手演出家コンクール(主催:一般財団法人日本演出者協会)」の2013年度最優秀賞を決定する公開審査会が9日、「劇」小劇場(東京都世田谷区)にて行われ、最優秀賞にスズキ拓朗(東京都・ダンス集団CHAiroiPLIN/劇団tamagoPLIN)、観客賞にシライケイタ(東京都・温泉ドラゴン)が選出された。
「若手演出家コンクール」は、新しい時代を担う演出家を育成することを目的に日本演出者協会が2001年度に創設したコンクールで、「自分を若手 (新人)と思う演出者」を対象としている。
今年度の応募総数は82名で、昨年12月に行われた2次審査会で「優秀賞」に選ばれたスズキ拓朗、シライケイタ、澤野正樹(宮城県・短距離男道ミサイル)、山下由(東京都・Pityman)の4名が最優秀賞を競った。
審査上演は3月4日~9日に「劇」小劇場にて行われた。最終日9日に実施された公開審査会に参加した審査員は、青井陽治(カンパニー・ワン)、瓜生正美(青年劇場)、加藤ちか(舞台美術家)、鐘下辰男(THE・ガジラ)ら11名。
最優秀演出家賞を受賞したスズキ拓朗には、日本演出者協会より賞金50万円が贈られるほか、最優秀演出家による記念公演(2015年3月予定)、さらに韓国公演(ソウル演劇協会との交流事業としてソウルでの公演予定)の実施を予定している。
なお、昨年度、同コンクールで最優秀賞を受賞した日澤雄介率いる劇団チョコレートケーキの受賞記念公演『楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき-』が、3/14(金)~16(日)「劇」小劇場にて上演される。