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- 【補助金出しっぱなし】「映画製作への支援」、助成対象団体が収入の一部を納付する基準/手続き方法が未定のまま
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13.10/22
独立行政法人日本芸術文化振興会が実施している「映画製作への支援」(補助金を財源とした助成活動)において、上演公開収入の一部を助成対象団体が納付するための、具体的な基準とその手続きが決定しておらず、納付実績が全くないことが18日、会計検査院の調査で分かった。
交付要項では、助成対象となった年度終了後5年間の収入報告が義務付けられ、相当の収入があった場合には、「助成金交付額を限度として振興会に納付を求めることがある」旨が掲載されている。検査員は2007年から2011年度の198件、交付総額36億9896万円を調べた。約16億円の収入があった団体もあったという。
映画創造活動支援事業「映画製作への支援」は、国からの補助金(文化芸術振興費補助金)を財源として、優れた映画の制作活動を奨励し、映画の振興を図るため、日本映画の制作活動を助成するもの。