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新国立劇場(東京都渋谷区)は8日、各部門の芸術監督の任期を従来の3年から4年にすることを発表した。
同劇場の芸術監督の任期については、大規模な公演では準備に2年以上掛かることもあり、「3年という任期では最初の企画をやり終えた途端に満了を迎えるようなもので、それではあまりにも短い」という声があがっていた。任期の延長は現在の芸術監督から適用となり、現任の3氏(オペラ部門の尾高忠明、舞踊部門のデビッド・ビントレー、演劇部門の宮田慶子)は既に延長の打診を受け、ともに了承済みとのこと。
また、今後は人事の選考についても従来の内部選考を改め、外部有識者を入れた選考委員会で行うとしている。同劇場の芸術監督人事については、前任の鵜山仁の退任における選考が不透明であるとして、演劇関係者より疑問の声が上がり大きな騒動となった。
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