「舞台芸術制作者オープンネットワーク（ON-PAM）」が立ち上げた国際交流委員会によるイベント「ローカルであること、ボーダレスであること～地域の劇場の、地域を超えた活動」が4月8日（月）にArtTheater dB 神戸（神戸市長田区）で開催される。参加費は1,000円。ON-PAM会員以外も参加可能。

同イベントは、ON-PAM国際交流委員会の第1回委員会の関連企画として行われるもので、「舞台芸術における国際交流を見つめ直す」ため、「地域」という視点から2つの事例紹介を行う。1つは、イギリス・ウェールズ地方で「劇場を持たない劇場」として地域に根差した活動を行っているナショナル・シアター・ウェールズ（NTW）の取り組みについて。同カンパニーでクリエイティブ・アソシエイトを務めるマット・ボール氏を招き、さまざまな場所で展開されている「ウェールズ・ラボ」の説明や国際展開について聞く。もう1つは、今回の会場でもあるダンスボックスの活動について。同劇場が新長田という地域で展開する「地域の中の異なるものと出会う」活動を、新長田の関係者の話も交えて紹介する。

イベント終了後には懇親会も開催する予定（参加費2000円※要予約）。

◎インフォメーション◎
ON-PAM国際交流委員会関連企画
「ローカルであること、ボーダレスであること～地域の劇場の、地域を超えた活動」
【日時】2013年4月8日（月）　16:00～20:00　※終了後に懇親会
【会場】ArtTheater dB 神戸（アスタくにづか4番館4階）
【参加費】1,000円
※懇親会参加費：2,000円（食事＋1杯目のドリンク）※要予約
【問い合わせ】ArtTheater dB 神戸 TEL.078-646-7044（担当：横堀ふみ）
【予約】 [1]名前、[2]連絡先（メールか携帯番号）、[3]人数、[4]懇親会参加の可否をmail@db-dancebox.org まで。
【タイムテーブル】
16:00～16:15 受付
16:15～17:15
■事例紹介1■
「ナショナル・シアター・ウェールズ-ウェールズ・ラボにおける実践を中心に、地域に根ざした活動と国際交流事業について」
スピーカー：マット・ボール（ナショナル・シアター・ウェールズ/クリエイティブ・アソシエイト）
（17:15～17:30 休憩）
17:30～18:30
■事例紹介2■
「国際交流の視点から新長田におけるダンスボックス事業の事例紹介」
スピーカー：金千秋（FMわいわい）、パクウォン（遊合芸能 親舊達 チングドゥル）、大谷燠（NPO法人DANCE BOX）、ほか
18:30～20:00 意見交換
20:15～22:00 懇親会（ミャンマーカレーTeTe、会場より徒歩5分）
【事例紹介団体プロフィール】
▼ナショナル・シアター・ウェールズ（NTW）
ウェールズ地方に根ざした演劇を世界中に広げていくことを目的に2009年設立。
ウェールズ内外での演劇制作者、アーティストと連携しながら、
これまで、プロの演劇作品の鑑賞者数が英国内で最も低い地域として知られていたウェールズ地方で、
コミュニティを巻き込んだ新しい形のシアターのあり方を積極的に模索している。
劇場という特定の活動拠点を持たず、図書館や軍用基地、炭坑場、海外などといった様々な場で、
サイトスペシフィックなプロジェクトを展開。
また、地域コミュニティが積極的に関われるようなオンラインのプラットフォーム作りにも力を入れている。
▼NPO法人DANCE BOX
1996年に、関西のコンテンポラリーダンスに携わるアーティストの集合体として、TORII HALL（大阪）を拠点に始動。
以降、関西、国内各地、そして世界各地の振付家やダンサー、のべ300名以上が参加してきました。
2002年にNPO法人化し、大阪市との公設置民営のスタイルで「Art Theater dB」を運営。
2007年フェスティバルゲート閉鎖に伴い閉館を余儀なくされ、
2009年に大阪から新長田/神戸に拠点を移し、100席の劇場＜ArtTheater dB神戸＞と、
ダンススタジオ＜Studio dB KOBE＞を運営。
ダンス/身体表現を「つくる」「上演する」「出会って何か始まる」現場が、
劇場・スタジオや新長田のまち中で、つねに起こっているような状況となることを目指しています。
【主催】舞台芸術制作者オープンネットワーク（ON-PAM）
【共催】ブリティッシュ・カウンシル　NPO法人DANCE BOX

◎関連サイト◎
ON-PAM 国際交流委員会 関連企画 「ローカルであること、ボーダレスであること ～地域の劇場の、地域を超えた活動」｜ON-PAM facebook