制作ニュース
舞台芸術の制作実務を推進する者たちによるオープン・ネットワーク組織「舞台芸術制作者オープンネットワーク(略称:ON-PAM)」の設立総会が、14日にヨコハマ創造都市センター(横浜市中区)にて開催され、団体規約案、事業計画案、予算案が承認されるとともに、理事14名と監事2名が選出された。
設立総会は、同組織発起人に名を連ねる鈴木拓氏(ARC>T)が司会、橋本裕介氏(KYOTO EXPERIMENT)を議長に進められた。冒頭で橋本氏からあらためて同組織を設立する目的と経緯が語られ、「年齢・ジェンダー・国籍を問わず舞台芸術に携わる個人と個人とを繋ぐ組織」であること、また、「舞台芸術の発展のみにとどまらず、それによる社会にとって有益な結果をもたらすことを目的としている」ということが強調された。
その後第1号議案として「設立の意思決定」、第2号議案として「規約案の承認」、第3号議案として「役員(理事・監事)の選任」、第4号議案として「設立初年度の事業計画案の承認」、第5号議案として「設立初年度の活動予算書の承認」が審議された。
「役員の選任」においては、まずこの日までに理事に立候補していた14名の名前が発表され、参加した正会員の賛成多数により全員が承認された。さらに、監事として2名が推挙され、これも賛成多数で承認された。
「設立初年度の事業計画案」としては、「委員会事業(文化政策/国際交流/地域協働)」「企画事業」「会員提案企画」「会員への報告・情報提供」という4つの事業提案がなされ、承認された。今後は早ければ3月にも各委員会を開催するという。
同組織には、設立総会開始時点で既に61名の正会員が入会登録されており、賛助会員(個人/団体)、学生会員と合わせ引き続き参加者を募る。
◎インフォメーション◎
「舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)」初年度役員※敬称略
【理事】
伊藤達哉(ゴーチ・ブラザーズ代表取締役/プロデューサー)
大平勝弘(STスポット館長)
小倉由佳子(アイホール[伊丹市立演劇ホール]ディレクター)
川口聡(ネビュラエクストラサポート[Next] )
齋藤啓(鳥の劇場)
斎藤努(ゴーチ・ブラザーズ)
鈴木拓(Art Revival Connection TOHOKU[ARC>T]事務局長)
相馬千秋(フェスティバル/トーキョー[F/T]プログラムディレクター)
武田知也(フェスティバル/トーキョー[F/T]制作統括)
塚口麻里子(国際舞台芸術交流センター[PARC])
中村茜(プリコグ代表取締役/ドリフターズ・インターナショナル理事)
橋本裕介(KYOTO EXPERIMENTプログラムディレクター)
丸岡ひろみ(国際舞台芸術交流センター[PARC])
横堀ふみ(Dance Boxプログラムディレクター)
【監事】
若林朋子(公益社団法人企業メセナ協議会 事務局次長)
樋口貞幸(アートNPOリンク 常務理事兼事務局長)
◎関連サイト◎
「2013.02.13 舞台芸術制作者オープンネットワーク説明会 in TPAM」USTREAM中継アーカイヴ
舞台芸術制作者オープンネットワーク