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【「こどもの城」閉館に伴い】青山劇場と青山円形劇場が15年末で閉館

12.09/29

厚生労働省は国立総合児童センター「こどもの城」(東京・渋谷区)を2015年3月末を目途に閉館することを決定した。これに伴い、施設内にある青山劇場と青山円形劇場も閉館となる。開館から27年が経ち、施設の老朽化が進行していることなどを理由としている。

「こどもの城」は、国立の児童厚生施設として1985年に開館。現在は財団法人児童育成協会が国の補助金で運営している。親子で楽しめる体験型プログラムや、スポーツや音楽などを取り入れたプログラムの開発・提供、全国の児童館、子育て支援団体等への講師派遣などを行うほか、青山劇場・青山円形劇場の二つの劇場や、カフェ、研修施設なども併設している。2011年の来館者数は約85万人。

しかし、開館当時と比べ、地方自治体で児童館や地域子育て支援拠点の整備等が進み、地域における子どもの生活環境の整備が進行していること、また施設の老朽化が進行し、現在の機能を維持・継続することは困難などを理由に閉館を決定。これに伴い、青山劇場と青山円形劇場の閉館も決まった。

閉館後の跡地利用については、現時点では未定だという。

2010年の厚労省内の事業仕分けでは、民間の仕分け人から、「当施設の事業は継続するが、事業の在り方などの見直しが必要」との意見が上がっていた。当時発表された「(財)児童育成協会の改革案について」の中では「建物はまだ十分使用に耐えられることが確認されている」とも明記されており、老朽化を閉館理由のひとつとしてあげていることへの矛盾点も見られる。

◎関連サイト◎
国立総合児童センター「こどもの城」の閉館について|厚生労働省
(財)児童育成協会の改革案について≪改革案説明資料≫ 資料省内事業仕分け|厚生労働省


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