「劇団、本谷有希子」は10日、次回公演『遭難、』（10月2日～ 東京芸術劇場 シアターイーストほか）に主演予定だった女優の黒沢あすかが病気のため降板することを発表した。代役として新たに男優の菅原永二がキャスティングされた。

所属事務所の説明によると、黒沢は今月上旬に稽古場で体調不良を訴えた。医師からの診断は「突発的末梢性眩暈症（とっぱつてきまっしょうせいめまいしょう）」だという。入院はせず、自宅で療養を続ける。

黒沢が演じる予定だった女教師「里見」役には、新たに男優の菅原永二がキャスティングされ、公演は予定通りに上演される。作・演出を務める本谷有希子は男優である菅原を起用した理由について、「男の人の体を通すことでしか、浮かび上がらせることのできない女の何かがある、という確信に近いものが私の中にある（略）このギャンブルに近いキャスティングが結果的に正解だったね、と言ってもらえる舞台を作ることをここにお約束します」とコメントしている。

キャスト変更に伴うチケット代金の払い戻しについては、詳細が決まり次第劇団公式サイトにて公開される。

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劇団、本谷有希子「遭難、」出演者変更のお知らせ

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