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【演劇・映画の資料約43万点所蔵】松竹大谷図書館が、運営資金調達プロジェクトをクラウドファンディングで展開

12.09/08

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演劇・映画専門の図書館である松竹大谷図書館(東京都・中央区)が、運営資金調達を目的としたプロジェクト「歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。」を、クラウドファンディングサイト「READYFOR?」を利用して10月23日まで実施している。

同図書館は、松竹株式会社の創立者の一人である故・大谷竹次郎氏が、昭和30年に文化勲章を受賞したことを記念し昭和31年に設立した。研究者や愛好家の利用に供して、芸術文化の振興と、社会文化の向上発展に寄与することを目的としている。演劇では、歌舞伎、新派、新国劇、新劇、文楽、日本舞踊などの台本やプログラム、舞台写真。映画では、シナリオ、プログラム、ポスター、スチール写真などを所蔵し、映画「男はつらいよ」シリーズ第1作から最終48作までの台本といった非常に貴重な資料も数多く所蔵している。その数は約43万点で、毎年9000点もの資料が増えている。

今回、資料を整理し公開する作業が困難になり運営が厳しい状況にあるため、このプロジェクトを立ち上げた。平成24年度の運営資金200万円を集めることが目的で、支援希望者は一口3000円、5000円、1万円、3万円、5万円で参加できる。それぞれ金額に応じて、特製ポストカードや、台本カバー名前を載せられる権利などが貰える。

クラウドファンディングとは、プロジェクトに必要な資金を、ネットを通じて多数の支援者から収集し実現するというもので、一定額が集まった時点でプロジェクトが実行されるため、低リスクで資金調達ができる仕組み。米国の「KICKSTARTER」が話題となり、日本国内でのサービスも急激に増加している。

◎関連サイト◎
歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。|「READYFOR?」
公益財団法人松竹大谷図書館

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