制作ニュース

セゾン文化財団主催『舞台芸術活動と育児の両立について考える会』Vol.1

24.09/13

, ,

セゾン文化財団主催『舞台芸術活動と育児の両立について考える会』Vol.1

現代演劇、現代舞踊の活動に対して様々な支援を行っている公益財団法人セゾン文化財団(理事長:北條愼治)。同財団は2024年6~7月の2か月間にわたり、塚口麻里子さん(舞台芸術制作者オープンネットワーク〈ON-PAM〉理事長兼事務局長)を共同プランナーとし、「舞台芸術活動と育児の両立について考える会」を開催した。

参加したのは劇作家、俳優、ダンサー、舞台スタッフ、また音楽関係者や映画関係者など19名。それぞれ育児に関わりながら創作活動を続けていくために今何が必要か、また「当事者」として何をしていくべきか、講義と事例報告を踏まえながら全5回のセミナーの中で話し合いが重ねられた。

この課題に対して早急に取り組み、具体的な支援策を考える必要がある

そもそもセゾン文化財団が今回のセミナーを企画したのはなぜか――。まず、同財団の助成プログラム「創造環境イノベーション」や「研究助成」で舞台芸術活動と育児の両立をテーマとした事業の申請があったこと。そして2023年開催のYPAM(横浜国際舞台芸術ミーティング)で実施したラウンドテーブルで、子育てに関する話題に関心が集中したことが背景にあった。同ラウンドテーブルでは、劇場の託児サービスについても意見が出され、セミナーに先駆けて、セゾン文化財団ニュースレター「viewpoint」 vol.103では託児サービスの特集も組まれた。

この課題に対して早急に取り組み、具体的な支援策を考える必要があると感じました」。同財団シニア・プログラム・オフィサーで、ファシリテーターを務める岡本純子さんは語る。

募集を開始すると、定員15名程の枠はあっという間にいっぱいとなり、最終的には定員の3倍近くの申し込みがあった。育児と仕事の両立に対する関心度の高さと、当事者からの切羽詰まった思いも伝わってくる。そこで、「できるだけ多くの方に参加してほしい」(岡本さん)との思いから、第1回目のオンラインによる講義は申し込み者全員が参加できるよう急遽変更しての開催となった。

固定ページ: 1 2 3 4


ピックアップ記事

セミナー
アートノト「2024年度講座」受講生募集

Next News for Smartphone

ネビュラエンタープライズのメールマガジン
登録はこちらから!

制作ニュース

ニュースをさがす
トップページ
特集を読む
特集ページ
アフタートーク 
レポートTALK 
制作者のスパイス
連載コラム
地域のシテン
公募を探す
公募情報
情報を掲載したい・問合せ
制作ニュースへの問合せ


チラシ宅配サービス「おちらしさん」お申し込み受付中