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ギフトチケット導入団体振り返りの会

22.03/29

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舞台公演だけでなく、生配信ステージでも導入

さて、今回ギフトチケットを導入した団体は、どのようなメリットを感じ導入を決定したのか。また実際に実施してみて、どのような問題点が浮かび上がってきたのか。

植村純子さん(導入団体:IN SITU×KAIKA、アマノウズメ企画、正直者の会)は「これまでの経験から、券種が増えることには抵抗がなかった」という。またギフトチケットの導入は、公演宣伝をする上でアピールポイントが増えることだと捉え、広報という観点からもメリットを感じたようだ。一方で、公演期間が短かったため、申込後に日時指定ができるというギフトチケットのメリットは活かしきれなかったと語った。

大森茉利子さんが所属するあやめ十八番では、ギフトチケットの料金を、一般前売料金より500円高く設定。お客様からは「新しい試みですね」という意見が寄せられるなど、好意的に受け止められていたようだ。ただ、あやめ十八番の客層は普段あまり舞台を観ない方も多く、そうした方々に対しギフトチケットのメリットをうまく説明できなかったことや、ギフトチケットの受付を締め切ったあとで「ぜひ利用したい」という声に対応できなかったことが反省点としてあげられた。

生配信でのステージでギフトチケットを導入したのはBQMAP。制作担当の木田昌美さんは「有観客の公演だったので、できれば劇場での観劇チケットでギフトチケットを使いたかった」という。しかし「公演が実施できるかどうかわからないという不安がある中で、リスクはできるだけ減らしたい」との考えから、枚数制限を設ける必要がない配信ステージで導入することを決定。すでに導入実績のあった演劇動画配信サービス「観劇三昧」も参考に、スキームを整備した。次回公演では、劇場チケットでの実施も検討しているが、ギフトチケットについてオンライン等の予約方法など説明が難しいと感じる年配の方も多く、それをクリアにしていくことを今後の課題として掲げた。

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