制作ニュース

「ギフトチケット」17団体20公演で導入

21.10/15

,

fringeが提唱する「ギフトチケット」、2021年度は17団体20公演で導入が実現

小劇場演劇の制作者を支援するサイト「fringe(プロデューサー:荻野達也)」が舞台芸術の観客を増やすために提唱する「舞台芸術ギフト化計画」は、2020年度よりスタートし、2021年度には実際に芸術団体へギフトチケット導入の呼び掛けを行ってきた。現在すでに17団体20公演で導入されたことを公表し、着実に広がりを見せている。fringeでは昨年11月〜12月に「『ギフトチケット』に関するアンケート」を実施するなど、様々な声に耳を傾けながらこの制度設計の実現に向けて活動してきた。

関連サイト⇒「舞台芸術ギフト化計画」導入事例

デザイン/kyo.designworks、イラストレーション/oyasmur

「舞台芸術ギフト化計画」は、相手の趣味・嗜好をよく知る家族・友人に公演チケットを贈ることで、舞台芸術に関心のなかった人に足を運んでもらうことを目指すプロジェクト。つくり手側である芸術団体にギフト用の券種(ギフトチケット)を設定してもらう必要があるため、同プロジェクトでは一つ一つの芸術団体と向き合い、アンケート結果も踏まえながらそれぞれの団体に合った導入方法を提言してきた。2021年度、ギフトチケットを導入したのは、DULL-COLORED POP『丘の上、ねむのき産婦人科』(2021/8/11~8/17 東京/ザ・スズナリ ※前半日程で実施)、IN SITU × KAIKA『アルカディア』(2021/8/13~8/15 京都/THEATRE E9 KYOTO)など。

荻野はギフトチケットについて、「実際に使われる機会は少なくても、存在することで観客の方の目にとまり、舞台芸術を贈る/誘うという概念が広まっていく」ことの重要性を唱える。観客側へも、お気に入りの芸術団体にギフトチケットの導入を働きかけてほしいと呼びかけており、伝統芸能から商業演劇まで、ジャンルや規模を問わす、ギフトチケットで「初めての方を誘える文化」の実現を訴えている。
(ギフトチケットロゴ デザイン/kyo.designworks )


ピックアップ記事

公募
急な坂スタジオ「サポートアーティスト」募集

Next News for Smartphone

ネビュラエンタープライズのメールマガジン
登録はこちらから!

制作ニュース

ニュースをさがす
トップページ
特集を読む
特集ページ
アフタートーク 
レポートTALK 
制作者のスパイス
連載コラム
地域のシテン
公募を探す
公募情報
情報を掲載したい・問合せ
制作ニュースへの問合せ


チラシ宅配サービス「おちらしさん」お申し込み受付中