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新国立劇場2021‐2022シーズンラインアップ発表

21.03/10

新国立劇場、小川絵梨子演劇芸術監督が「2021‐2022シーズン」ラインアップを発表

新国立劇場(東京都渋谷区)は8日、2021/2022シーズン(2021年9月~)の演劇ラインアップ説明会を開催した。芸術監督4年目となる小川絵梨子は、コロナ禍においても創作の時間に価値を置き、演劇がより身近なものになるよう、芸術監督として時間をかけて粘り強く活動していきたいと抱負を語った。(写真:演劇芸術監督 小川絵梨子)

関連リンク⇒ 2021/2022シーズン 演劇ラインアップを発表しました

開幕には、昨シーズン中止となったフランスのオデオン劇場制作「ガラスの動物園」の上演が決定。小川芸術監督就任後、初の海外作品招聘公演となる。演出は世界でも注目されるイヴォ・ヴァン・ホーヴェが担当、主演はイザベル・ユペール。

11月は、小川の就任とともにスタートし今回で第4弾となるフルオーディション企画、2011年10月に倉持裕が新国立劇場に書き下ろした「イロアセル」を上演する。加えて、2020年4月に公演中止となった企画第2弾「反応工程」も、今年7月に上演予定。

また、公演の有無にかかわらず一年間をかけて作品を作っていく「こつこつプロジェクト」からは、これまで試演を続けてきた中から別役実作「あーぶくたった、にいたった」が西沢栄治の演出により上演される(プロジェクト・レポートはこちら)。さらに、同シーズンではプロジェクト第二期のスタートも決定し、福山桜子・船岩祐太・柳沼昭徳の3名の演出家によって一年かけて稽古が行われていくという。なお、第一期の様子は冊子にまとめられ公開される予定。

22年春は、シリーズ企画『正論≒極論≒批判≠議論』を同世代の演出家3名が上演する。対面を避け言葉だけのコミュニケーションが主流となった現代。「そこで投げかけられる言葉に心が揺さぶられることが多くなった」と語る小川は、「多様な意見をのびのびと発言し、一人では導き出せない何かに到達するための『議論』について改めて考えてみたい」との想いから今回のテーマを決めたという。上演される3作品は、小川自身が演出をつとめるアニー・ベイカー作、小田島創志翻訳「アンチポデス」(仮題)、同劇場初登場の桑原裕子を演出に迎えたケネス・ロナーガン作、浦辺千鶴翻訳「ロビー・ヒーロー」、五戸真理枝演出、小山ゆうな翻訳によるフリードリヒ・デュレンマットの代表作「来訪」(仮題)。


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