芸団協が要望書提出、新型コロナウイルス感染拡大防止による公演の中止等に伴う支援について

公益社団法人日本芸能実演家団体協議会（東京都新宿区／会長：野村萬）は、新型コロナウイルス感染拡大防止による公演の中止等に伴う支援についての要望書を、3月13日付で安倍晋三内閣総理大臣に提出した。全国的なスポーツ・文化イベントの中止や延期、規模縮小が相次ぎ、実演家やスタッフ、またそれを支える企業・団体にも大きな影響を与える中、「更にこれが継続した場合には、実演芸術活動の存続そのものが危ぶまれると同時に、国民の鑑賞機会が喪失するとの強い危機感を抱いて」いると訴えている。

関連サイト⇒新型コロナウイルス感染拡大防止による舞台公演中止等を受け、実演芸術活動の維持と、鑑賞機会の回復に向けた施策を要望します

要望書では、

１、実演芸術の基盤を支える企業・団体等への更なる経済的支援
２、公演の中止等により収入を失った実演家・スタッフへの幅広い経済的支援
３、国民の鑑賞機会の回復に向け、令和2年度補正予算等での文化予算確保の検討

の3点を掲げている。また施策検討にあたり、実演芸術の実情に即した適切な対応ができるよう、早急に意見交換の場を設けることも求めている。