制作ニュース

危機対応調査アンケート(2011年4月実施)

11.04/16

今後について -公演中止を選択したことのある方へ

今後、どういう形で公演実施or中止の判断を行っていくべきだと考えますか?(全回答掲載)
・お客様の安全確保を最低限の条件として、経済的事情と表現者の熱意。 平均的な民家よりも優れた耐震構造を持つ劇場であれば、基本的にはどのような状況でも決行してよいと思う。ただし、危険を告知した上で、払い戻しも受け付けることは、今後の観客との関係性において必要。
・今後とも変わらず、製作総指揮たる自分が決めます。
・観客・キャスト・スタッフの健康と安全。
・世論
・劇場の耐震構造の再確認とそれに合わせた危険ボーダーの設定。
・同じ。舞台監督は安全面。
・ある一定のガイドラインは必要。
・プロデューサーと舞台監督の話し合い。
・ケースバイケース。
・安全第一。客観的に安全だといえる状況が必要。 劇場内だけでなく、劇場に来るまでの環境がどうなのかを考える。 そうしないと、出演者も観客も本当にその公演を楽しむことは出来ないから。
・お客様の安全性。
・事前に舞台監督と主宰側が話し合いルールを決めておく。
・余震の多さと交通、電気の状況などを俯瞰的に考え、関係者とお客さんの移動や安全面の確保ができるかどうか。
・舞台監督の判断を信じます。
・公演前は災害(大きな地震、停電)による影響を考慮する。 上演中は災害等の影響を舞台監督が判断して中止・続行の決断を行う。
・最優先すべきは安全面。
・質問の範囲が広すぎて答え難い。本番中ならば舞台監督。猶予があるなら公演主催者。観客の安全を最優先で。
・その場その場の判断でしかない。
・今、演劇が必要と言い切れるのなら公演を決行してもいいが、そうでないなら中止が妥当だと考えます。
・危機管理を常にしておくことが大事 判断はその次に考えること。

公演中止を選択したことのある方へ

公演中止に伴う経済的損失はどこが負担していますか?

・主催者
・主催者(制作会社)
・劇団主宰者(2人)で負担。
・自分たちで。 観客に、今後たくさん来てもらえるように働きかけている。
・劇団
・主催団体全体
・主宰者
・プロデューサー
・団体。スタッフは相談で減額。
・劇団と客演さん。スタッフや劇場への支払いの割引などである程度損失を減らした。
・基本的には公演主催者であるが、一部の関係者には報酬減額という形で負担していただいた。
・公演主催者、関係者(ギャラの不払いなど)。

公演中止もしくは公演中に生じた被害等で経済的損失を追った場合、どういう形で負担するのが望ましいか、アイデアとして提案があればお聞かせ下さい。 (抜粋ないしは要約)

・劇場と団体が折半。
・無い。ただし中止の判断を下す団体が経済的損失を負う状況には危険を感じる。
・全く普通のことしか思い浮かびません。勿論現金の損失が発生するのですからそれは分割でも最終的には支払う義務が発生するでしょうから。
・自分たちで頑張るしかない。
・上演団体および、劇場を支援したいと思う人、ファン、からのなんらかの出資(払い戻しなし、寄付、救済企画、物販、会員費、など様々な方法があると思う)を願うのは一つの手だと思う。 あるいは、そういったなんらかの方法でリスクヘッジとなる資金を、公演予算とは別にもっておく、あるいは、保険などの発想も、本来は必要なのだと思う。「劇団」という体制は各人が等分に負担することなどで、一人当たりの負担を減らす、「人」がリスクヘッジになっていたのだと思うが、これも見直されるべき部分があると思う。
・キャスト・スタッフ・劇場・公演団体の痛み分けが成立すれば助かりますが…。
・天変地異での中止の場合には、主催側と劇場側、もしくは各スタッフなど、公演に関わるスタッフが全体で協力して、主催団体を応援するべきだと思う。
・経済的損失なんて言ってみればお金さえあれば解決出来る事です。単純に稼げば良いと思います。方法は幾らでもあると思います(保険を作って加入させるとか)。
・イベントを開催したり、劇場側が空いている日程を廉価で貸し出したりして、公演に近い形で返済すること。アルバイトで負担するような形はモチベーションの低下につながると思う。
・振替公演。
・まだまだ悩ましいですが、こういう保険があれば悩みは少し減るかなと。
・大規模災害の場合我々イベント関連には公的な保証はみこめないので結局は自分達でケツをふくしかない 関係者が協力していくしかないことになる これから先の事を考えるならば、表現者組合でもつくって新しく保険制度でもつくるのも一つだが、表現の場が東京、関東に集中しているので、 もし関東に大規模災害がおこると保険の負担が大きくなりすぎる 一般の観劇者なども交えたものをつくるのがいいかもしれない すでに観劇のサークルなどもあるからそれらを巻き込んでできるだけ負担を少なくする方法を探れば可能ではないか?いずれにしても100%の保証は難しいと思う。
・演劇界で団体規模にあわせたコースのある、共済みたいなものを作る。
・大阪特有かもしれませんが、 劇場同士のつながりが強いので、 アーティストと相談して、損失の出た劇場を利用出来ないか検討する。 アーティスト側の損失は、劇場費などを出来る限り相談して、制作面もバックアップしながらチケットの販売枚数を増やせる様に協力する。
・弁償。でも、期限は緩めがよいかと。話し合いをきちんと。
・小劇場等では、1公演にかかる費用はそれぞれにとって甚大なものであり、そういった保険や基金は必要だと思う。
・一部書が全て背負い込むのではなく、天災などの場合はどこの部署も何かしらの影響はあるのだから。 初めからコレコレこういう形で負担をして貰いますなんて話は出来ないのだからとにかくちゃんと話し合えばいいのではないかと思います。
・必ず、落ち着いてからまた公演を続けていくこと。でしょうか。
・どういう形であれ、入れる保険には入っておくべし(教訓)。
・望ましいというか、選択せざるをえない方法の一つですが、劇団の構成員が損失分を支払い、最終的に劇団主宰者が負担するような形にするのが良いのではないかと思います。
・催事保険にだれもが強制加入。 天災戦争ではチケット払い戻しは無しとする。 被災者として支援要求。
・劇団負担が基本だが、収入の得方がチケットノルマ制の場合はかなりしんどい。国や地方自治体が何割か負担してくれると助かるが、現状では難しいと思う。
・私どもの規模だと、可能な限り関わるスタッフ、キャストで全員が痛み分けしかないと思っています。とにかくお客様に一円でも多く返金出来るようにしていきたいです。
・災害による中止の劇団等に関しては劇場使用料の割引を行ったり、チケットの払い戻しが困難な場合は劇団の公演に招待したり。
・払い戻しをする時に現金ではなく その公演のチケットを、次の公演の招待券にする。 チケットが手元にない場合は 購入の証明ができればよいこととする。 私は演じ手ではなく観客側なので 劇団が災害の後も続くことがわかるのが嬉しいし お芝居でもライブでも、 ステージを観に行く予定があることは 気持ちが明るくなります。
・経済的行為として公演を行っているのであれば、そこから収入を得る者が状況に応じて負担するしかないと思う。
・一番望ましいのはそういった興行の機会損失に対しても公的な補助が受けられることです。
・出来ることならば、劇場・主催者で折半。 また、保険等の活用。
・保険のようなものがあればいいと思う。
・観客からのカンパ。
・どういう形であれ、演劇を続けて出世払いは絶対かと。
・安易なことは云えませんが、痛み分けをして、その分の痛みを追ってでも取り戻せる環境を作るべきではないでしょうか。
・劇団が丸かぶりするのだけは避けてほしい。
・公演を打つ団体が、劇場に災害時のための保険金を積み立てていく。
・基本的に負債は劇団サイドが負うものとしても、劇場費、ギャランティ(キャスト、スタッフ)、の減額によって痛み分けを3等分する。支払いを延期する。収入が無い以上、劇団員のバイト代が必要になるため。バイト期間を考慮する。
・主催団体、役者、スタッフ、劇場など関係者すべてで負担。また観客には次回公演のチケットで代替えなどをすすめる。(中止の際にすでに販売した分はなるべく払い戻しなく対応できるようチケット発売時に告知しておく。)
・災害保険に入ることと(現状は高額すぎて難しいが)、 規模にもよるが、主催者と劇場側が同時に負うリスクとして考えるべきだと思う。

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