制作ニュース

危機対応調査アンケート(2011年4月実施)

11.04/16

実施・中止判断 -公演実施の際の安全確認について

公演を実施した場合、どういう状態が安全が確認できた状態だと思いますか?(抜粋ないしは要約)

≪耐震強度など劇場の安全面の問題がクリア≫
・建物の耐震強度が万全であること。
・第一には劇場の建築上の問題がないこと、またそれに付随する機材などに問題がないこと、上演中万が一の時に倒壊などの恐れが限りなく少ないこと、避難経路が確保出来ること。
・公演の決行か中止を迫られた天災と同じ規模の天災が公演中に起きても劇場建築・機材などが損壊して観客に危害を及ぼす可能性が無いと確認できた場合。
・設備・装置・機材類が問題ないことの点検。
・避難経路の確保、照明音響のワイヤーチェック、客席、舞台の床面チェック、美術の固定確認。
・劇場機構、建物に損壊が生じていない状態。
・客席舞台の強度。吊りものの有無。とうたいのオチドメ、バトンの強度。
・先の地震の場合は公演を決行する公演があった事がそもそも意味がわからない。 吊り物、機構などの点検が終わらない事には安全が確認できたとは言えない。
・構造物としての劇場、及びその機構に危険がない状態。加えて、想定される二次災害などの確率が具体的に高くない場合。
・機材、セット、客席の物理的安全 会場スタッフ全員の危機管理教育 防災設備の正常性確認 劇場外との通信が正常であること。
・余震の頻度が減り、舞台上(美術・照明・音響機材など含む)・客席ともに正常であることが確認できた状態。

≪鉄道運行状況など劇場外の状況≫
・気象庁発表の警報がない。 交通網の安全が確保されている。
・交通網が麻痺していないことが一つの目安になると思います。
・余震や交通の運行状況。
・国や自治体で警告を促していない場合。

≪避難誘導など主催・劇場側の危機管理体制≫
・避難誘導訓練の実施等、お客様の安全レベルが、主催者・劇場で共有できた場合。
・避難路の確保を考慮して検討し、避難路確保をシュミレーションしておくこと。また、避難路と有事の誘導について観客に説明できること。上演中に何か起きた際は上演を一旦中止することも説明し了解を得る事。劇場側に停電時の対策を確認し、観客に説明できること。
・余震そのほかの状況的判断 ・再度危険が起きた際の対応方法の確認 ・再度危険が起きた際に対応に必要な人員の配置。
・万が一想定以上の災害があっても、安全に避難誘導が出来る人員配置が完備した状況。
・使用設備の現状把握と危険対策ができていること、非常時対応の指揮系統が決まっていること、劇場から外に出すまでだけでなくその後の避難方法などが指示できること、事故による被害者が出た際の対応が決まっていること。

≪その他≫
・出演者・スタッフ・観客に怪我がなく、公演終了までその状態が維持できると判断できる状態の場合。
・観客の帰宅の交通の確保 余震の可能性 観客・出演者・スタッフの健康状態 照明機材、大道具などの状況。
・有事の際の対処方を明確にその場に居る全ての人に提示出来ればそれが安全と安心に繋がるのではないでしょうか?
・安全確認が万全でない状態で開演すべきではない。今回のような震災のケースは電車やテレビが正常化されるまでは開催するべきではない。
・万が一、地域が帰宅困難状態に陥った場合は劇場内にお客様とスタッフが待機出来る状態。
・壊れた物が何もなく、怪我もなく、観客、俳優に著しく不安が無い状態。


どういった情報を安全確認の為に利用していますか?(抜粋ないしは要約)
・官庁の発表。 地方地自体の発表。
・地震速報、電車遅延情報など。
・ネットの交通情報、地震情報等。
・インターネット、ラジオ、twitterなどで、停電情報や、交通情報に注意すること。政府の発表などをマメにチェックする。
・TV・ラジオのニュース。
・地震(余震)情報、交通情報、政府発表のニュースなど。
・本番中は常に緊急地震速報をチェックしています。 それとラジオ。
・現場情報(施設、設備、機材などの安全確認、スタッフ) ・関係省庁のサイト、ツイッターアカウント ・テレビ・ラジオ放送のUst、ネット配信。
・ツイッター ・街の状況。
・NHKの緊急地震速報。
・NHKラジオと携帯の災害通知。
・他劇場の対応、 アプリでの余震感知、 ニュースなど。
・震度、震源からの距離などのニュース。交通機関の情報。
・ホール職員からの施設状況報告。
・mixi
・インターネット。 国土交通省、気象庁、各交通機関会社など。
・テレビが見れる時はテレビ(ほぼNHK)。 見られない時は携帯でネットを見る。
・ニュース・ インターネット・ 他団体の状況。
・今回の震災の際は、コミュニティに関する情報は直接対話で集め、その他の情報はインターネットとテレビを主に利用した。


どういった情報を観客に伝えれば、安心できると思いますか?(抜粋ないしは要約)

≪地震情報≫
・地震の震度、強さ、震源。

≪劇場の耐震性≫
・劇場の耐震構造。
・劇場が倒壊しない 、吊り物が落ちてこない。
・建物の信頼性。バトンや機構のメンテナンス。異常が確認されなかった旨。

≪非常時・避難時の誘導方法≫
・非常の場合の対応についての明確な指針と誘導についての説明。
・上演中断の判断基準 上演中断した際の、中止か再開の判断基準 上演中止した際の避難経路と避難後の集合場所。
・避難口の確認と責任者の上演前のアナウンス。 適切な避難誘導ができるという明確な対応の仕方のお知らせ。
・アナウンスで公演開始に避難経路について説明をする。また、劇場内での避難訓練も事前にスタッフ・キャストで行い、観客にその説明も行う。
・誘導する道を細かくつたえる。 避難場所を記した地図を印刷しておく。 中止の際の合図を全員で確認しておく。
・地震火災などあった場合、だれが指示を出して、それにどう対応するかを告げること。 万が一の時に何をすればよいかを知ることが安心に繋がる。

≪帰宅手段の確保と交通の運行状況≫
・ちゃんと帰れる手段がある。
・帰宅難民になった場合の対処等。
・お帰りの際の交通経路の状況。
・余震や交通の運行状況。

≪その他≫
・震災時の安全避難のための対策(情報の入手や避難訓練等)を実際に万全に行った上で、その対策をきちんとやっているコトをDMや前説等でもアピールもするべきかと。
・こちらが知りえた情報全て。(良いことも悪いことも)
・耐震構造、避難経路の説明、および主宰者(制作者ではなくアーティストであることが必要)のポジティブで穏やかな態度。ユーモアさえ出せた方がよい。アーティストかつ責任者の語りかけが、演劇ファンを一番安心させると思う。
・どんな情報もお客様に安心を与えることはできないと思います。 当然劇場出入口には避難誘導スタッフを立たせる等は必須だと思います。
・通常の避難誘導アナウンスのほか、中断する基準(震度・照明機材が音を立てて揺れたら・緊急地震速報など)、避難の手順等。「観客の安全第一。危なそうならば途中で止めます」という意志を伝えること。
・当日パンフレットに、緊急時のガイドラインが掲載されている。開場前に案内がある。
・上演時間。上演中断の可能性と手順。誰が非常時の指揮をとるか。(震災直後観劇した公演ではほぼ全ての団体が非常口の案内などを開演前に説明していたが、いま話している者が誰なのか、責任者は誰なのかについて言及したケースはひとつも無かった)
・①劇場の安全面で特に憂慮すべき問題(破損や不具合)がないこと ②過去の大きな地震での劇場の被害 ③上演中の情報確認体制 ④公演中止し避難が必要な際の誘導方法と避難場所 ⑤観客をすぐに帰宅させるべき特別な理由(鉄道運行や副次的な被害、今なら原発の状況)がないと判断できた理由。

【公演中止を選択したことのある方へ】

どういう判断で公演中止を決めましたか?(抜粋ないしは要約)
・震源地の震度。交通機関の乱れ。余震の多さ。
・来場・帰宅の交通網が全て途絶えた。照明機材が全てずれて開演時間までの復旧が不可能だった。余震が続き、復旧作業が危険だった。津波の被害が大きすぎた。
・お客さんが劇場に来られるかどうか また、来るのに危険な状況ではないかどうか。
・バトンの揺れ。客の反応。
・地震ではなく舞台上の事故、怪我の状況により上演不可能だった。
・会場からの中止の打診。 交通の便が不安定なこと。 原発の状況が不明であったこと。 電源供給について不明であったこと。
・交通機関の停止。お客さんの安全確保。役者さんの心情。
・cast・staff・観客の命を保障できない。
・余震に敏感な状態では、お客様に楽しんでいただくための正常な演出効果が得られないと判断したため。
・原発の問題によって外に出ることが不安な時期だったから 。交通機関が麻痺していたため。余震が続いていた。劇場サイドに安全確保がなかった。


公演中止を決めた際に一番悩んだことは何ですか?(全回答掲載)
・経済的損失。
・今後の状況の変化が読めなかったこと。
・「一人でも来られる可能性がある場合は開演します」と今まで告知してきた、自分たちのポリシーを崩すことになる、ということ。
・払戻と、キャスト・スタッフへのギャラ。
・払い戻し方法と、公演中止と払い戻しの告知方法。
・スタッフの今後の演劇にたずさわる際のモチベーション。
・開催までの行ってきた作業の徒労感。
・今後の対応。責任を負う人との話し合い。
・既にかかっている費用。
・キャンセル料。
・翌日以降の中止を知らせる連絡方法。
・出演者、スタッフへの事情説明。 観客への説明。 再演へのめど。
・公演をやりたい出演者の気持ちと公演をどうしても観に行きたい熱烈なファンのお客様の気持ち。
・お金。
・キャストとスタッフ、予約済みのお客さんの心情、経済的損失の穴埋めについて。
・震災中にも関わらず来場しようと考えて頂けたお客様への対応。
・演劇に携わる者としての在り方と社会状況の整合性。
・中止が正しいのかどうか。
・収入減。
・金銭的な損害。
・出演者の気持ちと、感情的に今までの苦労を考えた それと同時に観客への責任を考えた。絶対に安全はないが、安全を与えることは主宰の責任でもあると認識した。

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