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当事者たちのQSC(2)[主催者の視点から]

19.03/15

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当事者たちのQSC~「演劇動画」という新たなジャンルが生み出したもの(2)
[主催者の視点から]

写真左より、糸永伸さん、森脇孝さん(ともに株式会社ヴィレッヂ)、永滝陽子(Next)
 

演劇ニュースサイト『エントレ』(運営:株式会社ヴィレッヂ)が主催する『クォータースターコンテスト(QSC)』。15分・ノーカットの「演劇動画」という独自のジャンルで可能性を模索してきたこのコンテストに、エントリー者・主催者はどのように取り組んできたのか。
第二回[主催者の視点から]では、立ち上げから運営を担当するヴィレッヂ糸永伸氏、森脇孝氏とNext永滝陽子の鼎談の模様をお届けする。聞き手は同じくQSCの立ち上げに参加、運営にも関わってきた演劇ライターの園田喬し氏。

■クォータースターコンテスト(QSC)
WEB上に投稿された15分・ノーカットの演劇動画を競うコンテスト。主なルールは「12分0秒以上、15分0秒以下の演劇動画にすること」「カメラは1台のみを使用し、動画編集をしないこと」。2012年に始動し、2017年までにトータル600近い作品がエントリーされた。


【第一回記事はこちら】
当事者たちのQSC(1)[エントリー者の視点から]

この企画なら育てられるかも? と思った

園田 まずは第1回目から振り返りたいのですが。
森脇 QSCの成り立ちは、そもそも園田さんが発端ですよね。園田さんが『演劇ぶっく』(※演劇専門誌。現在は『えんぶ』に改名)に動画のページを作ったところから始まった。
園田 僕から糸永さん森脇さんに声を掛け、一度3人で飲みに行き、そこで話が盛りあがった。で、糸永さんから「実は温めている企画があり、ヴィレッヂ単体ではキックオフしづらいから一緒にどうですか?」と。
糸永 その頃、森脇から色んな企画提案を受けていて、それを僕がペコペコ潰していた。
森脇 よく覚えています。
糸永 その中にQSCの原案のような企画があり「これなら育てられるかも?」と思って。
園田 QSCの核となるルールが既に決まっていた記憶があります。観客の目をカメラのレンズに見立て、演劇を収録した編集ナシの作品、みたいな。

QSCが最も全体像が見えやすかった

糸永 うちの会社は体質的に真面目な人間が多いんですよ。スタートと折り返し地点とゴールが見えないと、なかなかGOサインが出ない。この企画を育てたいと思ったのは、これが最も全体像が見えやすかったから。いま園田さんが仰ったように、ある程度ルールを決め込まないとスタートできなかった。
園田 きっかけを作ったのは僕かもしれないけど、コンテストの根本を考えたのは森脇さんだし、それを育てたのは糸永さんと森脇さん。何より、僕がなぜ『演劇ぶっく』に動画ページを作ったかというと、ゲキ×シネ(※劇団☆新感線の公演を映画館で上演するプロジェクト。既存の「演劇を収録した単調な記録映像」という概念を払拭する新しいエンターテインメントとして高い評価を受けている)にインスパイアされたから。演劇の映像化に関する新しい可能性を見たし、それにチャレンジするヴィレッヂを応援したい気持ちもありました。
糸永 ありがとうございます。
園田 だから、糸永さん、森脇さん、園田でキャッチボールをしているうちに、QSCの土台ができ上がっていったのだと思う。

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