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PINstage高崎の「さくてきネクステージ from 福岡」Vol.2

12.05/13

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釜山国際公演芸術祭

都市規模は大きく違いますが、福岡も首都からは遠く離れた地方都市です。釜山と福岡に共通することや大きく違うことを考えることで、福岡がこの先どのようにして生き残ればいいのかについて考える機会を得ました。

他国を見に行ってよくわかるのは、どんなところにもいいところと悪いところがあるということです。たとえば韓国では演劇分野への公的資金は相当投入されているようですが、その反面、日本の感覚では舞台芸術への国家主導・国家統制のニュアンスを感じることもあります。

いいところや悪いところのバランス良く考慮した、現状認識に努めたいと改めて感じました。

今回の「さくてきネクステージ from 福岡」では、おもに九州7県(沖縄を除く)の状況について簡単に触れたいと思います。九州7県での劇団数は、多分に感覚ですが300前後という所でしょうか。このうちの3、4分の1が福岡市を中心とする都市圏にあるようです。

九州の特徴としては、どの県にもはっきりとした劇団活動があり、県を超えた交流が盛んであるということです。他の道州では、同じ道州内であっても他県の活動が目に入りにくいとか、他県との交流があまりないということもあるのではないかと思います。

九州各県の演劇関係者が集まり、意見交換を行う「九州演劇人サミット」は、各県持ち回りの開催で、すでに九州7県の全県で開催されています。今年は、熊本での開催で第9回目となります。交流会も開催されるので、九州公演を視野に入れ、現地での支援者を探すために九州で多くの演劇人と知り合おうとすれば、この企画を利用するのが一番良いと思います。

北九州演劇祭が北九州演劇フェスティバルへと模様替えした結果、他地域から公募で参加可能な全国レベルの演劇祭はなくなった感があります。小規模・中規模の住民参加に重点を置いた演劇祭は増加傾向にあるようです。

しかしながら、他地域の劇団が一般の利用と比べ有利な条件で公演できる枠をもっている劇場等は少なくないようです。他地域からの九州公演を考えた場合、なんらかの助成金を取るかこれらの劇場等とのコネクションの形成や交渉により、リスクの少ない公演形態を取ることが、基本になるのではないかと思います。

追伸

今日の今日のお知らせで恐縮ですが、本日5月20日夕方から、王子スタジオ1でおこなわれる時間堂さんの公演に関連して、王子小劇場の玉山さん、大阪in→dependent theatreの相内さんとのトーク企画に出演いたします。ご興味のある方がいらっしゃればぜひお越しください。詳細は時間堂さんの劇団サイトをご参照ください。



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■高崎 大志(たかさき・たいし)■

地域演劇プロデューサー NPO法人FPAP事務局長 九州地域演劇協議会理事・事務局長
高校の時より演劇をはじめ大学演劇部をへて在学中に劇団旗あげ。役者・制作・照明・舞台監督を担当。

2003年NPO法人FPAP設立、事務局長。演劇公演企画やセミナー・ワークショップ等の地域演劇振興の自主事業の企画、地域演劇の劇評や、福岡・九州の演劇状況、国内の芸術環境格差に関するレポートなども手がける。
2008-10年(財)広島市文化財団 南区民文化センター主催「若手演劇制作者育成講座」講師。09年金沢市民芸術村「地域演劇制作者のための実践的制作講座」講師。2010年福岡・九州地域演劇祭の総合プロデューサー。

NPO法人FPAP:http://www.fpap.jp/

個人ブログ:http://sakuteki.exblog.jp/

twitter:@tahahahi


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