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「第6回クォータースターコンテスト」結果発表

17.12/12

グランプリは山西竜矢(劇団子供鉅人)が受賞 「第6回クォータースターコンテスト」結果発表

(@鏡田伸幸)

【演劇×動画】を競うクォータースターコンテスト(以下 QSC)(主催:株式会社ヴィレッジ)では9日、結果発表および授賞式が行われた。グランプリに輝いたのは、山西竜矢(劇団子供鉅人)の『さよならみどり』。また優秀作品賞には、前田斜めと中野劇団の2作品が選ばれ、受賞団体は、それぞれ賞金30万円と3万円を受け取った。この日都内で開催された授賞式の様子は、ネットでの生中継でも配信された(アーカイブ視聴可能)。

関連リンク⇒ 第6回クォータースターコンテスト(QSC6)結果発表!

QSCは、「12分以上、15分以下」「カメラ1台で撮影、動画編集は不可」の2つのルールに基づき、Youtubeにアップロードしてエントリーするコンテスト。地域を問わず、誰でも参加できるのが特徴だ。6回目となる今年は、全国から81作品が投稿され、ノミネートされた11作品の中からグランプリと各賞が決定した。最終審査では鴻上尚史氏、行定勲氏、福原充則氏、桑原裕子氏の、各界で活躍するトップクリエイター4名が審査員を務め、それぞれの審査の集計によりグランプリが決定した。

 
発表後、グランプリに輝いた『さよならみどり』の脚本・演出を務めた山西竜矢氏は、「どういった作品が評価されるのか基準が読めなかったので、素直に作りたいと思うものを作った。少しずつ見えてきた“自分の作りたいもの“を、さらに鋭くしていけたら」と、柔らかい口調で丁寧に言葉を紡いだ。タイトルの通り、「みどり」という一人の女性についての物語が、一部屋の中で繰り広げられる同作。審査員からは、作中で様々な表情を見せる「みどり」役(柿喰う客・葉丸あすか)を称賛する意見も多く、ノミネート作品で唯一、全審査員から票が入る結果となった。

また、観劇三昧賞とNext賞をダブル受賞したハセガワアユム氏(MU)の作品は、渋谷のハロウィンで撮影を行ったセミドキュメンタリー。「半分以上はその場の空気で作りました」と本人が語るように、リアルさや臨場感を追及するために台本は用意せず、大まかな設定以外はその場の雰囲気と役者に委ねて撮影したという。なお、監督を務めたハセガワアユム氏へのインタビュー記事は、後日「舞台制作PLUS+」に掲載予定だ。

<各賞の結果>
・グランプリ:山西竜矢(劇団子供鉅人) 『さよならみどり』 
・優秀作品賞:中野劇団 『隣人が』 
・前田斜め 『僕は風になって君の家に入り込むから窓は開けておいてくれ。もし開いていなかったら上空で待機して君が家から出てきた瞬間に吹くよ。』 
・げきぴあ賞:くちびるの会 『ポスト、夢みる』 
・彩高堂賞:山西竜矢(劇団子供鉅人) 『さよならみどり』 
・観劇三昧賞:ハセガワアユム(MU) 『YoutuberのSaeComが渋谷のハロウィンではしゃいでると親戚のおじさんと未知との遭遇』 
・BITE賞:24EP 『泳ぐ女』 
イーオシバイ賞:Takashi Yamamoto 『世襲ヒーロー「タナトスマン」』
・Next賞:ハセガワアユム(MU) 『YoutuberのSaeComが渋谷のハロウィンではしゃいでると親戚のおじさんと未知との遭遇』 
・浅草九劇賞:該当なし
・ナビロフト賞:該当なし

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