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- 審査員を発表 第5回クォータースターコンテスト
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16.07/14
【演劇×動画】を競う 「第5回クォータースターコンテスト」審査員を発表
演劇動画ニュースサイト「エントレ」(運営:株式会社ヴィレッヂ)がWEB上で開催する、演劇×動画のコンテスト「第5回クォータースターコンテスト(QSC)」は、最終審査を行う審査員を発表した。第1回からの常連である鴻上尚史氏(作家・演出家)、3度目の参加となる行定勲氏(映画監督)、今回が初参加となる鄭義信氏(作家・演出家)と別所哲也氏(俳優)の4名だ。
(左から、鴻上氏、鄭氏、別所氏、行定氏)
QSCの主なルールは「12分以上、15分以下の動画を作ること」「1台のカメラで収録、映像編集は禁止」の2つ。グランプリには賞金30万円が贈られる。
また各協力団体の選出による賞として、来年オープンする浅草九劇を数日間無料使用できる【浅草九劇賞】、名古屋の劇場「ナビロフト」を数日間無料使用できる【ナビロフト賞】など、多彩な賞がラインナップされた。ノミネート作品に各地のキーマンがコメントする「演劇業界人レビュー」も行われる。作品募集期間は8月1日~10月31日。
■鴻上尚史(作家・演出家)
面白いものを創ろうとすればするほど、「映像と演劇の違いは何だ?」という、根本にぶつかるでしょう。その難問に対して、パワーでぶつかったり、うりゃあ!と投げとばしたり、軽やかに笑い倒したり、一点突破したり、はしゃぎまくったり、誠実に向き合ったりした作品を待っています。
■鄭義信(作家・演出家)
初めて審査に参加します。審査する側なのに、なんだか緊張しています。興奮しています。ラブレターを待っている乙女な気分です。どんな美辞麗句よりも君のまっすぐな思いが伝わる、ごつごつしててもいいから力一杯愛がこもった、胸を鷲づかみにしてくれる、そんなラブレターを、どきどきしながら、わくわくしながら待っています。
■別所哲也(俳優・「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」代表)
私は、99年より、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル」を主宰しており、世界各国のショートフィルムを数多く観ていますが、「編集NG」というルールに惹かれました。15分以内に凝縮された映像は、たとえ演技だとしても、それは、ありのままのリアルで、人生そのものだと思います。いくつもの、鮮やかな生き様に出会える事を心から願っています。
■行定 勲(映画監督)
クォータースターコンテスト、今年で私は三回目の審査員です。時代を反映させた今を感じる作品だったり、オリジナリティ溢れる個性的な拘りの演出を毎回楽しみにしています。カットを割らずに持続させた時間をワンカットで捉えることは一瞬が永遠になることを意味すると思います。その尊い一回しか訪れない時間の奇跡を観るのが今から楽しみです!
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