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【救急病院へ譲渡】前進座劇場が来年1月に閉館

12.03/03

劇団前進座は2日、活動拠点としてきた前進座劇場(東京・吉祥寺)を来年1月の歌舞伎公演「三人吉三巴白浪」を最後に閉館し、取り壊すことを発表した。跡地は、隣接する救急病院へ譲渡される。

前進座劇場は、1982年にオープン。建設にあたっては、作家の故松本清張さんらの呼び掛けで全国から約1億9000万円の募金が集められ、本花道や回転舞台が設けられたという。劇団前進座の公演会場としてはもちろん、貸し館としても運営されており、大衆演劇、現代劇、落語など多くの公演が上演されてきた。

今回の閉館は、昨年の東日本大震災を受けて施設の耐震化と拡張工事を行なうことになった隣接の救急指定病院(吉祥寺南病院)への協力のため。劇団は新たに稽古場や事務所を近くに建設し、公演の際は劇場を借りて活動を継続していく。

◎関連サイト◎
前進座劇場公式サイト

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