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【訃報】劇作家・演出家の松本雄吉さん死去

16.06/20

【訃報】劇作家・演出家の松本雄吉さん死去

劇作家・演出家の松本雄吉(まつもと・ゆうきち)さんが18日、食道がんのため大阪市内の病院で死去した。享年69歳。葬儀は劇団の有志により営まれた。後日、しのぶ会が開かれる予定。

関連リンク⇒松本雄吉がお世話になった方々へ|維新派

松本さんは、熊本県天草生まれ。大阪教育大学では美術を専攻し、1970年に維新派を結成。1991年、東京・汐留コンテナヤードでの巨大野外公演『少年街』より、 独自のスタイル「ヂャンヂャン☆オペラ」を確立し、 野外にこだわった演出で観客とともに旅をする「漂流」シリーズを企画。 奈良・室生、岡山の離島・犬島などで公演を行ってきた。

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主な代表作に、離島の銅精錬所跡地内に劇場を建てた『カンカラ』、 びわ湖水上舞台が大きな話題となった『呼吸機械』、野球グラウンドで上演した『トワイライト』など。多数の海外公演も行った。また、『レミング~世界の涯まで連れてって~』『十九歳のジェイコブ』などの外部演出も多く手がけた。(画像は2013年弊社インタビュー時のもの)

受賞歴は、2005年に読売演劇大賞演出家部門優秀賞受賞、08年芸術選奨文部科学大臣賞、11年紫綬褒章、15年大阪文化賞など多数。

<編集部より>
厳選シアター情報誌「Choice!」では、2013年に松本雄吉さんのインタビューを掲載しました。こちらからお読みいただけます。

スタッフ一同、心からご冥福をお祈りいたします。



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