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【成果と誤算】こまばアゴラ劇場が支援会員制度の縮小を発表

12.02/03

こまばアゴラ劇場(東京都目黒区)は2日、公式サイトにて次期支援会員制度について、「会員種別を特別賛助会員のみとする」ことを発表した。昨年の値上げに続く制度の見直しは、国内劇場運営の先駆的モデルとされてきた同劇場が立たされている難局をあらためて浮き彫りにしている。

同劇場の支援会員制度の縮小は、芸術監督・平田オリザ氏の言葉からの言葉として発表された。これによると、助成金の大幅減額による経営難から、制度の縮小を余儀なくされたという。新たな会員種別(会費)は明らかになっていない(2月中旬発表)が、次年度からは、これまでの通常会員(今年度会費:10,000円)や半期賛助会員(今年度会費:20,000円)などが廃止となり、特別賛助会員(今年度会費:35,000円)のみの募集となるため、入会のハードルは高くなる。

平田氏は導入から10年目となる同制度について、「多彩な人材が、こまばアゴラ劇場から飛び立っていった」と、その成果が当初の予想以上だったとする一方で、「一番の誤算は、追随する劇場が少なかったことです」と述懐している。しかし、「欧米では当たり前のこの支援会員制度が日本演劇界に根付くように、どうにか、この危機を乗り越えて頑張っていきたい」と、今後も同制度を継続していく意向を表明している。

◎関連サイト◎
2012年度劇場支援会員制度について|こまばアゴラ劇場

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