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『TPAM in Yokohama 2016』新プログラム/アドバイザー等発表

15.11/26

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新プログラム設立やアドバイザー就任など 『TPAM in Yokohama 2016』開催概要を発表

登壇者全員2

 
来年2月に開催される『国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016(TPAM in Yokohama 2016)』の記者発表会が24日、国際交流基金 さくらホール(新宿区四谷)にて行われ、新設となるプログラムやアドバイザーの発表を含めた、全体の開催概要が発表となった。
 

“コプロダクション”(共同製作)の課題やモデルを更新

 
1995年に「東京芸術見本市」としてスタートしたTPAMは、今回で20回目の開催となる。2011年に“見本市”から“ミーティング”へのブランディング・シフトを行い、前回(2015年度開催)からはアジアにフォーカス。あわせて「舞台作品の国際共同製作」を開始した。総合ディレクターの丸岡ひろみ氏(PARC理事長)は、「各国の劇場やフェスティバルが国境を越えて、一つの作品づくりを支え合う“コプロダクション”(共同製作)は、アジアではまだまだマイナーな仕組みですが、TPAM自体は当事者として実践し、課題の更新やモデルづくりを行っていきます」と語った。

<参考:コプロダクションとは?>(配布資料より一部抜粋)
インターナショナル「コラボレーション」は、日本では国際共同制作という表記が当てられることが多く、これは多国籍のアーティストが参加するもので、概ね製作、つまりプロデュースをする主体は単一であることが多くみられます。一方、コプロダクション=共同製作では、各国の劇場やフェスティバル等つまり複数の製作側が、アーティストやカンパニーなどに共同で作品創作を委嘱するもので、プレゼンターの協働に主眼をおいています。

 

その「TPAMコプロダクション」で行われる演目2つの内、世界初演となる『Dancing with Death』(ピチェ・クランチェン ダンス・カンパニー[バンコク])では、シンガポールのEsplanade Theatres on the BayとTPAMが、共同製作のパートナーとして決まっている(TPAM実行員会の構成団体の一つである)KAAT神奈川芸術劇場の技術スタッフと“コプロダクション”することにより、大掛りな舞台装置を用いた世界ツアー(シンガポール、日本、アデレード、メルボルン等を予定)に挑戦するという。
 

「世代間の大きな繋がりを持てないか」

 
また新たな枠組みとして、成熟した経験を持つ作家による挑戦的な作品を紹介する「TPAMコンテンポラリー・クラシックス」が発表となった。今回取り上げるのは、今年4月に「ふじのくに⇄せかい演劇祭」(主催:静岡県舞台芸術センター〈SPAC〉)で上演された『メフィストと呼ばれた男』(宮城聰演出)だ。前回開催時の「野村政之ディレクション」の1プログラム、SCOT(主宰:鈴木忠志)の公演をきっかけに生じた「世代間の大きな繋がりを持てないか」(丸岡ディレクター)という命題に取り組むものだという。
 

アドバイザーには平田オリザ氏、岡田利規氏

 
さらに、新設となるアドバイザーに平田オリザ氏(青年団主宰)と岡田利規氏(チェルフィッチュ主宰)が就任することも発表となった。平田氏は「将来的には、アジアの多くのアーティストが、これから多数設置されるであろう日本の公共劇場の芸術監督やフェスティバルディレクターになったり、その逆に日本のアーティストたちが、アジアや欧米の芸術監督やフェスティバルディレクターになるような時代が来ることを夢見て、そのお手伝いが出来ればと思っています」と語った。

また、ユニークな活動を行う制作者をディレクターに選任する「TPAMディレクション」では、自由なコンセプトと新たな視点で各自のキュレーションが行われる。

【TPAMディレクション ディレクター】(敬称略)
・タン・フクエン([シンガポール/バンコク]ドラマトゥルグ/キュレーター/プロデューサー)
・コ・ジュヨン([ソウル]インディペンデント・舞台芸術プロデューサー)
・加藤弓奈([横浜]急な坂スタジオ ディレクター)
・中島那奈子([大阪/東京/ベルリン]ダンスドラマトゥルク/ダンス研究)
・恩田晃([ニューヨーク]サウンドアーティスト/キュレータ)

 

ほか、これまでに引き続き、公募プログラム「TPAMショーケース」(公募受付終了)、舞台芸術関係者のネットワークを広げるプログラム「TPAMエクスチェンジ」、および国際的視野に立ったセミナーなどを行う「ミーティング・プログラム」が行われる。

【国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016(TPAM in Yokohama 2016)開催概要】

■主催:国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2016 実行委員会(国際交流基金アジアセンター、公益財団法人神奈川芸術文化財団、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、PARC – 国際舞台芸術交流センター)
■会期:2016年2月6日(土)~14日(日)
■会場:KAAT神奈川芸術劇場、横浜赤レンガ倉庫1号館、BankART Studio NYK、YCC ヨコハマ創造都市センター、神奈川県民ホール 小ホール、AMAZON CLUBほか

公式サイトはこちら⇒ http://www.tpam.or.jp/2016/

 
※冒頭写真(記者発表会の出席・登壇者(敬称略))
左から、櫻井友行(国際交流基金理事)/平田オリザ/ウェーラー・アマタタマチャーン(ピチェ・クランチェン ダンス・カンパニー)/岡田利規/コ・ジュヨン/宮城聰/中島那奈子/島田京子(横浜市芸術文化振興財団専務理事)/崎山敦彦(KAAT神奈川芸術劇場)/丸岡ひろみ

【あわせて読みたい!】
◇ レポート|演劇センターF「海外活動報告会」(14.09/19「制作ニュース」)(TPAMでの公演をきっかけに招聘された「範宙遊泳」の海外公演について)


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