制作ニュース

対象の変更も 日本芸術文化振興会の平成28年助成

15.10/05

,

応募対象の変更あり 日本芸術文化振興会「平成28年度助成対象活動」募集要項発表

日本芸術文化振興会は、「平成28年度助成対象活動」の募集要項を発表した。舞踊・演劇などの対象プログラムとしては主に、『舞台芸術等の創造普及活動』と『トップレベルの舞台芸術創造事業』の二つがあり、今回の募集より『トップレベルの~』対象が法人格を有する団体に限られることになった。応募期間はどちらも11月1日(日)~11日(水)。事前に応募相談会も行われる。東京会場は10月1日~30日の期間、随時受付(要予約)にて。場所は同振興会(千代田区隼町)。

関連リンク⇒ 平成28年度の助成対象活動の募集が始まります|日本芸術文化振興会

『舞台芸術等の創造普及活動』は、公演の赤字部分に対して助成を行う、芸術文化振興基金を財源とした助成プログラム。平成27年度には演劇部門で152件(約3億円)採択した。『トップレベルの舞台芸術創造事業』は、脚本や演出、稽古等の「創造部分」に対して助成する、文化芸術振興費補助金(文化庁)による助成プログラム(※)。「年間活動支援」と「公演単位支援」の2種類がある。

※文化庁の実演芸術への支援には他に、劇場・音楽堂等の取り組みを支援する「劇場・音楽堂等活性化事業」もあり。

『トップレベルの〜』の応募対象については、平成28年度より【法人格を有する団体】に限られることになった。同助成に応募する団体には「高い芸術水準が期待されると同時に、団体としての管理運営の適正化も当然に求められる」とし、平成25年度から移行準備期間がとられていた。

なお、『トップレベルの〜』は、「平成28年度 文化庁概算要求の概要」上で、新たなプログラム『舞台芸術創造活動活性化事業』(仮称)への移行が発表されており、今回の募集は、来年度政府予算の内容に合わせての移行措置が図られる。同概要の参考資料(P6)では、平成28年度の演劇分野において「年間活動支援型が17団体、公演事業支援が38件」と記されており、平成27年度採択と比較すると【公演助成から団体助成へのシフト】の方針が垣間見える。

<参考>平成27年度『トップレベルの~』演劇部門採択
■年間活動支援型
6団体の採択(約1.6億円、演劇集団円/ワンツーワークス/青年劇場/劇団青年座/文学座/劇団民藝)
■公演単位支援型
80件の採択(約5億円)

 

【こちらもチェック!】
◇ 平成27年度「芸術文化振興基金の助成対象活動」発表(15.04/03「制作ニュース」)
◇ 平成27年度「トップレベルの舞台芸術創造事業」採択結果発表(15.04/10「制作ニュース」)
◇ 増額分野は? 文化庁が来年度予算の概算要求を発表(15.09/04「制作ニュース」)


ピックアップ記事

公募
「第7回江戸まちたいとう芸楽祭」参加団体募集

Next News for Smartphone

ネビュラエンタープライズのメールマガジン
登録はこちらから!

制作ニュース

ニュースをさがす
トップページ
特集を読む
特集ページ
アフタートーク 
レポートTALK 
制作者のスパイス
連載コラム
地域のシテン
公募を探す
公募情報
情報を掲載したい・問合せ
制作ニュースへの問合せ


チラシ宅配サービス「おちらしさん」お申し込み受付中