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大阪で「前売券は全て事前決済」短編トーナメント企画開催

15.06/08

大阪・インディペンデントシアターが「前売券は全て事前決済」短編トーナメント企画を開催

インディペンデントシアター(大阪市浪速区)は、30分の短編を2劇団が持ち寄り上演する企画「火曜日のゲキジョウ」の総括として、その中から観客投票などにより選ばれた8劇団が激突するトーナメント「30GP」を6月25(木)~28日(日)に開催する。観客投票で勝敗が決まるため、公平性を考慮し「前売券は全て事前決済」というチケット販売方法を採用。当日精算が主流の関西小劇場において、実験的な企画となっている。

⇒ 30GP チケット販売 

「30GP」は、観客の入場料収入から、運営にかかった経費を差し引いた額が団体への賞金となる。劇場側からの「劇場無料使用権」などの賞品もあわせると、賞金総額が100万円をこえる可能性も(全席完売した場合)。そのため各劇団と観客の双方がフェアにトーナメントに参加できるよう配慮した結果、前売券は全て事前決済とし、いわゆる「予約のみで当日窓口精算」販売は行わない。劇場プロデューサーの相内唯史氏によると、発売初日は3時間ほどで560席中(1試合80席)220席ほどを販売。「再演で作品のクオリティにも一定の保障があることも影響しているだろうが、(予想以上の売れ行きに)驚きを隠せない」という。

30GP2

「火曜日のゲキジョウ」は、この「30GP」終了後も7月から3rdシーズンに入り、来年2月まで約8か月開催を予定。相内氏は「安価な会場使用料に舞台監督・音響オペ・照明オペが付いているので、演出家と俳優、衣装小道具だけあれば上演が可能。全国から関西公演を検討している劇団に、ショーケース的に関西のお客さんの反応を見たり、関西の作り手と知り合う機会にぜひ活用してほしい」と語っている。

【こちらもチェック!】
◇ 「火曜日のゲキジョウ」とは? 

【合わせて読みたい!】
◇ 劇場プロデューサー、相内氏へのインタビュー(2011年の一人芝居フェスティバル・全国ツアーの顛末を語る)


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