城崎国際アートセンター、2016年度レジデント・アーティスト・団体募集

芸術活動のための滞在型創作施設「城崎国際アートセンター」（兵庫県豊岡市）は、2016年度レジデント・アーティストおよび団体の公募を開始した。活動対象期間は2016年4月1日～2017年3月31日（最短3日から最長3か月の範囲内）。募集対象は、舞台芸術を中心とした同時代の芸術創造に関わる活動で、アーティストの創造活動やリサーチ、芸術関係者によるレクチャー、シンポジウム等。応募締切は6月16日(火)必着。

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同プログラムは「短期的な成果を問わない」ことを特徴に、成果発表が決まっているプロジェクトだけでなく、作品の構想段階でも応募可能。採用された場合、同センターのホールやスタジオ、宿泊施設（合計22名まで宿泊可能）を無料で使用できる。なお、地域住民や観光客、市民との交流活動を行うことも求められており、試演会やワークショップなど「地域還元プログラム」を滞在期間中に実施することも条件となっている。

今年4月に同センター芸術監督に就任した平田オリザ氏は、「一劇作家が、構想を練るために長逗留をしていただいてもかまいません。地域の方々と溶け込み、取材を通じて作品を創り上げていくことも可能です。ぜひ、このアートの牙城の、新しい可能性を切り開いてください」と呼びかけている。