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高校生の分析に勘十郎も驚倒、「第2回高校生劇評グランプリ」表彰式レポ―ト

15.03/31

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全体

 
多くの劇場・団体の協力によって行われた「第2回高校生劇評グランプリ」(主催:国際演劇協会日本センター)は30日、その表彰式を国立能楽堂 大講義室(渋谷区千駄ヶ谷)で行った。最優秀1編、優秀賞12編(および団体賞2校)の表彰授与後には、文楽人形遣いの桐竹勘十郎氏(最優秀賞の劇評作品に出演)がゲスト登壇し、最優秀賞受賞者との対談も行われた。

「文楽は『沈黙の芝居』ではないか」

最優秀賞を受賞したのは、文楽鑑賞教室『絵本太功記・尼ケ崎の段』の劇評を記した、吉原爽斗(さやと)さん(筑波大学附属駒場高等学校2年生)。「わかりやすい青春ものなどは肌に合わず、非日常的な台詞を『恥ずかしいー』って感じるタイプなんです」という吉原さんは、文楽の観劇は初めて。その劇評の骨子は「文楽は『沈黙の芝居』ではないか」という発見にある。太夫の謳いは人形の心を過剰なまでに訴えるが、それでも沈黙を保ち続ける人形の姿に、その焦がれる心情を否応なしに納得させられたという。

対談

 
特別ゲストとして登壇したのは、吉原さんが書いた劇評作品に出演した桐竹勘十郎氏。「48年間人形遣いをやっているが、改めて『なるほど、確かにそういう芸能やねんな』と、はっとさせられました」と、嬉しそうに語った。また、対談の進行役を務めた田中綾乃氏(演劇評論家)も、「文楽は『観に行くというより聴きに行く』と言われるような、語りものの芝居だと(当たり前のように)認識していたので、吉原さんの指摘には驚かされました」と、その発見と描写力を高く評価した。

<協賛企業/団体>松竹株式会社、東宝株式会社、公益財団法人都民劇場、公益社団法人日本演劇興行協会
<協力劇場/団体>歌舞伎座、劇団四季、シアタークリエ、新国立劇場、新橋演舞場、帝国劇場、東急文化村、東京芸術劇場、日生劇場、パルコ劇場、フェスティバル/トーキョー実行委員会

式冒頭の主催挨拶でも触れられたように、同グランプリは【高校生の観劇機会の増大】をはっきりと視野に入れて企画されている。都内各劇場・団体の協力で『高校生応援チケット』(高校生対象の特別割引チケット)の提供も併せて実施し、昨年11月19日から今年1月22日までに、延べ201人の高校生が同制度を利用した。F/T14主催プログラム(全13公演)には、126人もの利用があったという。なお、グランプリ応募総数64篇中、同制度で観劇した応募は7件だった。

【こちらもチェック!】
◇ 最優秀賞/優秀賞の劇評掲載&選考委員講評も。第2回高校生劇評グランプリ結果発表 

※訂正※
当記事は公開後に事実と異なる内容が含まれていることが判明したため、4月1日付で該当箇所を削除・訂正させていただきました。


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