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インタビューシリーズ:TALK 〜若旦那家康さん〜

15.04/01

限られた世界のようでいて、実はさまざまな職種・活動が存在する舞台業界。そこに関わる多様な人々にスポットをあて、お話を伺うインタビューシリーズ『TALK』。語られる言葉(意思)を通じて、読者の方々にご自身の活動への新しい発見やヒントを感じていただきたい、そんな思いで取り組みます。


「ジャンルも肩書きも関係ない。好きだから応援したいんです」
舞台の隙間産業 若旦那家康(わかだんな・いえやす)さん

 
所属する「コトリ会議」での活動を中心に、俳優、制作、舞台監督、音響、照明…と舞台に関わることならなんでもこなす。関西に拠点を置く若旦那家康さんは、数々の現場から厚い信頼を寄せられているオールラウンドプレイヤーだ。「マルチにやります、でもできることはミニマムです(笑)」と、自身を『舞台の隙間産業』と呼ぶ。

「テレビっ子だった」中学生の頃、欠かさず見ていたのは関西ローカルで放送されていたバラエティ番組『怒濤のくるくるシアター』だった。古田新太さんや故・牧野エミさんらが司会を務めるこの番組は、演劇、音楽、お笑いと関西のサブカルチャーをクロスジャンルで発信していた。「ビデオにも録画して、何度も繰り返し見ました。独特の雰囲気の演劇人たちがものすごくカッコ良かった」。

演劇漬けの学生時代。神戸大学5回生の時に入団した上海太郎舞踏公司では、俳優と制作を兼任。退団後は俳優を続けながらカフェなどでイベントを企画、ブッキングマネージャーも務め、一押しのアーティストをジャンルを問わず紹介した。一方、知人から人手が必要だと聞けば自ら駆けつけ手伝った。「どれも中途半端なんですけどね」と言うが、現場で培った知識と技術、そしてそのユニークな名前によって、今では関西演劇シーンを盛り上げようとする唯一無二の存在として知られている。

「舞台芸術の世界で生きていこうという覚悟はできています」ときっぱり。ただ、それが俳優か、制作か、あるいは舞台監督か、自身の肩書きにこだわりはない。「自分が好きな人たちが必要としている部分を僕が補えるのなら、そこを担う。それで喜んでくれたら僕もうれしい。人のため、みたいに聞こえますけど、結局は自分が楽しいからやってるんです」。

企画したイベントの出演者同士が、その後一緒に公演を行うことも。「“しめしめ”と思いますね(笑)」。好きなものを掛け合わせた時に起こる化学反応が、予想外であるほど喜びも大きい。「おもしろいもの」をキャッチするアンテナを張り、ジャンルも肩書きも超えて、日本全国を駆け巡る。怒濤のように、くるくると。
(編集部:大澤歩)

1978年生まれ、大阪府出身。
「上海太郎舞踏公司に入団したのが留年中で。親にはよう言わなかったんで『芸名をつけてください』とお願いしました。それで本名をもじって『若旦那家康』に。会ったことない人には、恰幅の良い人だと思われます(笑)」

 
【こちらもチェック!】
◇ コトリ会議

◇ 若旦那家康さんが公演制作を務める公演、イベント
突劇金魚『ゆうれいを踏んだ』(作・演出:サリngROCK)大阪・東京で4月上演
「多摩1キロフェス2015」(フェスティバルディレクター:ウォーリー木下)9月開催


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