上演時間60分以内の短編作品を公募した、『第2回せんだい短編戯曲賞』（公益財団法人仙台市市民文化事業団・仙台市）の最終候補12作品が決定した。同12作品は大賞発表（9月予定）まで公式ウェブサイトにて閲覧できる（作品の無断転用・複製・無許可での上演は厳禁）。

同コンクールは年齢、経験を問わず、次代の演劇を担う人材を応援することを目的として創設。第二回目となる今回は計215篇が集まった。
最終選考は5名の選考委員、岡田康之氏（新潟／りゅーとぴあ）、木元太郎氏（東京／こまばアゴラ劇場・アトリエ春風舎）、澤藤歩氏（KAAT神奈川芸術劇場）、平松隆之氏（名古屋／うりんこ劇場）、相内唯史氏（大阪／インディペンデントシアター）により行われ、大賞作品には賞金として総額50万円（複数作品が選出される場合あり）が贈られるほか、最終候補作品と合わせて一冊の本として出版が予定されている（2014年11月予定）。

なお、大賞作品のリーディング公演が11月に仙台市内で行われる予定となっている。

◎インフォメーション◎
■「第2回せんだい短編戯曲賞」最終候補作品※作家名の五十音順

・『あしたにつづく』　粟飯原 ほのか（アイハラ　ホノカ）　神奈川県
・『写真館と鳥たち』　伊地知 克介（イジチ　カツユキ）　大阪府
・『街に浮遊する信号器』　川津 羊太郎（カワヅ　ヨウタロウ）　熊本県
・『女2　（29）会社員』　坂本 鈴（サカモト　リン）　神奈川県
・『「最後の晩餐」らぷそでい』　島田 聖樹（シマダ セイジュ）　東京都
・『遠ぐでクラクション』　菅井 菅（スガイ　カン）　東京都
・『同じ床の上』　冨田 啓介（トミタ ケイスケ）　東京都
・『指先から少し血が流れ始めた』　中村 賢司（ナカムラ ケンシ）　大阪府
・『ナイト・ウィズ・キャバレット』　西 史夏（ニシ フミカ）　兵庫県
・『いつも心だけが追いつかない』　ハセガワ アユム（ハセガワ アユム）　東京都
・『no regret no life』　三谷 智子（ミタニ サトコ）　東京都
・『butterflies in my stomach』　吉田 小夏（ヨシダ コナツ）　東京都

◎関連サイト◎
せんだい短編戯曲賞 | せんだい演劇工房10-BOX