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「第21回読売演劇大賞」(主催:読売新聞社)が1日発表され、大賞・最優秀演出家賞に、『汚れた手』(劇団昴)『エドワード二世』(新国立劇場)の演出を手がけた演劇集団円所属の森新太郎が選出された。新人賞に当たる「杉村春子賞」には、満島ひかりが選出された。贈賞式は27日、帝国ホテル(東京都千代田区)にて行われる。
読売演劇大賞は、1994年に設立された演劇賞。1月から12月まで国内で上演された演劇を対象としており、作品、男優、女優、演出家、スタッフの5部門と、新人が対象の「杉村春子賞」、長年の功績や優秀な企画をたたえる「芸術栄誉賞」がある。
大賞・最優秀演出家を受賞した森新太郎は、所属する演劇集団円の演出ほか、外部演出や自身のユニット「モナカ興業」の主宰を務めるなど、勢力的に活動。2009年第50回毎日芸術賞演劇部門千田是也賞受賞、2013年には「平成24年度新進芸術家海外研修制度」でアイルランドに滞在するなど、高く評価されている。
また今回は、「選考委員特別賞」として劇団チョコレートケーキの『治天ノ君』が選出された。
正賞は、彫刻家・佐藤忠良制作のブロンズ像で、副賞として大賞に200万円、その他の最優秀賞と杉村春子賞、芸術栄誉賞に各100万円が贈られる。
◎インフォメーション◎
「第21回読売演劇大賞」受賞者
■最優秀作品賞:『エドワード二世』(新国立劇場)
■最優秀男優賞:坂東三津五郎(『髪結新三』『棒しばり』)
■最優秀女優賞:中谷美紀(『ロスト・イン・ヨンカーズ』)
■最優秀スタッフ賞:杉山至(『国語の時間』『空のハモニカ』の美術)
■杉村春子賞(新人対象):満島ひかり(『100万回生きたねこ』『いやむしろわすれて草』)
■芸術栄誉賞:朝倉摂
■選考委員特別賞:『治天ノ君』(劇団チョコレートケーキ)
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