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【満額助成への条件達成困難に】大阪市による文楽協会への補助金が減額の見通し

14.01/18

大阪市による文楽協会への補助金見直し問題で、今年度の補助金が減らされる見通しだと、15日付け朝日新聞デジタルが報じた。

同市は今年度の補助金について、大阪・日本橋の国立文楽劇場の年度内の合計入場者数が10万5千人以上ならば満額2900万円を助成、それ未満なら入場者1人につき約1930円ずつ削減し、9万人以下なら補助金ゼロという指針を示していた。

現在公演中の初春公演(1/3〜26)の観客数が約3万人に達しなければ満額助成の条件に満たない中、初日から12日間の動員数は計約1万3千人であることが判明。残り11日間計22公演が全て満席(731席)だったとしても計約1万6千人であることから、同市が文楽協会に提示していた満額助成への条件、10万5千人には届かない見通しだ。

大阪発祥でユネスコの無形文化遺産にも登録されている人形浄瑠璃文楽だが、橋下徹・大阪市長は芸術文化団体への経営自立の促進と、毎年特定の団体に対してまとまった額の運営補助をしてきたやり方を見直す方針を打ち出しており、公益財団法人である文楽協会へも補助金の削減、運営改革の見直しを求めていた。PR活動として昨年10月には大阪空港で文楽ミニ公演も行われたが、過去10年間で観客数が10万5千人を超えたのは04年度のみという現状で、見通しは厳しい。

◎関連サイト◎
文楽協会への補助減額へ 条件の入場者数、達成困難|朝日新聞デジタル
【10.5万人超で満額、9万以下ならゼロ】大阪市が文楽協会への補助金を観客数連動へ


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