制作ニュース
演劇の実技教育を担う都内の5大学が集まり、2013年春に設立された「東京演劇大学連盟」は、9月5日(木)~8日(日)、東京芸術劇場シアターイーストにて、演劇系大学共同制作Vol.1『わが町 Our Town』を上演する。同公演は「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」の「芸術系大学等連携」枠に採択されており、文化庁委託事業の一環として上演される。
「東京演劇大学連盟(演大連)」は、【桜美林大学総合文化学群演劇コース】、【玉川大学芸術学部パフォーミングアーツ学科】、【多摩美術大学造形表現学部映像演劇学科】、【桐朋学園芸術短期大学演劇専攻】、【日本大学芸術学部演劇学科】という、東京都内で演劇の実践教育を行っている演劇系の5大学が連携し、今年度設立された。「個々の教員が独自の方法で演劇人育成をおこなうために共通のテキストを持たない」という実習現場の現状を改善するため、実技教育の共同研究や、作品の共同制作を通した実践交流、公共劇場や関連各機関との連携事業などを行い、共通のテキストづくりや将来の人材育成を通じてよりよい演劇環境を創造していくのがねらいだ。
共同制作第一弾となる同公演では、現代演劇を代表する作品、ソーントン・ワイルダー作『わが町』を上演する。出演者・スタッフは共同制作プロジェクトオーディションの合格者である学生45名。アドバイザーとして各大学から加納豊美氏(美術・衣裳/多摩美術大学)、金英秀氏(照明/桜美林大学)、市来邦比古氏(音響/多摩美術大学)、木佐貫邦子氏(ムーブメント/桜美林大学)、山田潤一氏(舞台監督/日本大学)、竹内聖氏(宣伝美術/玉川大学)、新里康昭氏(制作/玉川大学)が参加する。
◎関連サイト◎
東京演劇大学連盟公式サイト