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- 【ぜひ“当事者”になってほしい】芸術文化施設「アーツ前橋」10月26日にオープン決定
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13.04/05
群馬県前橋市で旧商業ビルを改修し建設された芸術文化施設「アーツ前橋」のオープン日が、2013年10月26日(土)に決定した。プレオープンとして、7月4日(木)〜9月1日(日)13時~19時、毎週木~日曜日(週4日)の36日間を予定している。
アーツ前橋は、「市民のための、文化芸術活動の拠点」として、美術を中心に、音楽やダンス、演劇など様々なジャンルのアートを紹介していく芸術文化総合施設。地下1階と地上1階及び2階部分からなる。
活動コンセプトに、「創造的であること」「みんなで共有すること」「対話的であること」の3つを掲げ、「芸術文化が地域に何を生み出し、もたらすのかをみんなで考え、アーツ前橋が誰にとっても必要な場所になってもらえるように願っています」(公式サイトより)と、地域住民との関わりを重視している。
3月23日(土)・24(日)には、内覧イベント「WALK あるくことから はじまること」が開催された。地下スペースで展開されたパフォーマンス「音楽+ダンス+演劇の時間」では、コンセプト・総合演出に群馬在住のアーティスト・山賀ざくろ氏を迎え、ほうほう堂、鈴木優理子氏や、群馬交響楽団コンサートマスター・水谷晃氏、前橋市近郊の幼児と小中学生、成人の演劇人有志ら参加、フロアを自由に使い、ジャンルの壁を越えたパフォーマンスを見せた。
会場ではその他、アーツ前橋の開館に先立ち昨年開講された「アートスクール」受講生による、前橋の年表展示や、フリーペーパー「まえばし路地裏おさんぽマップ うしろあるき」の配布、またアーツ前橋のロゴ/サイン制作者の西澤明洋氏によるワークショップなど、市民が参加し楽しめるプログラムが多数あり、幅広い層の人々が訪れていた。
この日の内覧イベントに来ていた女性は「入りやすい雰囲気。いろんな分野の芸術が気楽に身近に見られるようになればいい」と期待を寄せた。
アーツ前橋の館長就任が決定している住友文彦氏は、Nextの取材に対し「芸術の良さは、閉ざされたものではないということ。しかし文化振興活動を継続するのは難しい。ブームは文化ではない。今日のイベントで『おもしろい』『楽しい』と思った方は、アーツ前橋を行政にまかせるのではなく、ぜひ当事者になってほしい。いっしょにアーツ前橋を創ってほしい」と、市民への参加を呼びかけた。
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