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2020年に向けての『物語』を。東京五輪見据え野田秀樹氏が提唱する「東京キャラバン」、10月に開催
2020年の東京五輪・パラリンピックを控え、都が策定した文化振興策の指針「東京文化ビジョン」。その一環イベント「東京キャラバン」(野田秀樹氏が提唱)が、今年10月に開催されることが決まった。3日、野田氏と共に企画検討する、アーティストの日比野克彦氏、現代美術家の名和晃平氏の3名が都庁を訪れ、舛添要一東京都知事と意見交換を行った。
報道によると3日の会合(非公開)では、「変容」をテーマに、東京の魅力を発信していくことなどが話し合われたという。「東京キャラバン」ではダンス、音楽、伝統芸能など多彩なアーティストの一団が各地を訪れ、その土地の文化と交流しながらパフォーマンスを披露する。10月に都内での試行後、2016年リオデジャネイロ五輪のブラジルからスタートする。
野田氏は昨年6月の東京芸術文化評議会において、同プロジェクトの構想を「必要なのは、今、2020年に向けての『物語』そして、その『物語』が 2020年を越えても続いていけるような、そんな『物語』を作ることではないのか?」と語っていた。
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◇ 昨年6月の東京芸術文化評議会で野田氏が語った「東京キャラバン」構想(PDF)
◇ 東京都が策定「東京文化ビジョン」概要版(PDF)